一枚の絵

リビングに掛けてある一枚の絵は、フランシスコ・ゴヤの「着衣のマハ」



2002年4月　初めて姉妹3人の旅行が、なんとスペイン・ポルトガル旅行
末っ子の私がリーダー役で、すべて私まかせの珍道中でした
バルセロナ・バレンシア・ラ・マンチャ地方
オリーブ畑が果てしなく続き、ドン・キホーテが怪物と間違えた、カンポ・デ・クリプターナの風車
白い壁にブルーの縁取りをしたような家
忘れられない風景です

スペインの首都マドリッドへの走行距離は450㎞
町に近づくにつれ、車が混んでいた
なんでも、マドリッド交通のバスがストライキ中で、従業員が他の地域のバスや観光バスに投石して怪我人が出たとニュースで報じられていたとか
そう言えば、窓にダンボールを張ったバスを何台も見かけた、ちょっと怖い

翌日は朝から雨、バス観光は物騒なので急遽、タクシーに分散してプラド美術館へ
エル・グレコ　ベラスケス　ゴヤ・・・9,000点を超える絵画の宝庫
唯一貸し出ししない、ベラスケスの「ラス・メニーナス」や
エル・グレコの「受胎告知」・・・・・感動することしきり
ゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」はニューヨークへ出帳中で残念乍ら見られなかった

リビングに掛けているのが、ショツプで買い求めた「着衣のマハ」の複製です



日本語版の画集



スペイン広場や王宮を見て、バスでの移動は危ないので地下鉄を２回乗り換え
国鉄の列車でトレドへ
バスがストライキで動かない分列車は超満員
窓外の景色を楽しむ余裕も無く、１時間１０分、立ちっぱなしで足が棒のようになった
トレドの駅にはツァーバスの運転手ホセが出迎えていて皆、大歓声！

トレド・グラナダ・コルドバ・セビリア　ポルトガルリスボンへ
ヨーロッパ最先端ロカ岬で「最西端到達証明書」を頂いた









あれから２０年、世界はコロナ禍で変わってしまった
平和な時を思い出します

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